文部科学省認定 社会通信教育 多変量解析実務講座 混沌のデータから現象の姿をつかむ
多変量解析実務講座
執筆・指導陣~統計界の最高権威を結集~
執筆・指導陣
  • 芳 賀 敏 郎 : 元東京理科大学教授/工学博士
  • 奥 原 正 夫 : 諏訪東京理科大学教授
  • 野 澤 昌 弘 : 東京理科大学専任講師/工学博士

専用プログラムの実習で学ぶ、わかりやすい教材を開発しました

芳賀敏郎

解析ソフトはブラックボックス

多変数・多変量のデータの関係性をとらえながら現象の原因を明らかにし、予測をする手法が多変量解析です。あらゆる仕事の現場で、多変量解析は問題や現象を客観的に理解し、判断の精度を高めていくうえで威力を発揮する手法といえます。
実際、生産管理や研究開発など多くの仕事の現場では、高度な解析ソフトが使われています。ところが、このようなソフトは膨大なデータを処理でき、簡単に解析結果が得られるという便利さがある反面、処理プロセスがブラックボックスとなっているために、出力結果の意味の取り違いによって誤った判断をしてしまうというケースが少なくありません。

解析ノウハウが分かるエクセルでの学習

本講座は、統計の基礎知識をもっている人が、複数の変数から成り立っているデータ(多変量データ)を解析する原理を理解し、その方法を身につけ、実際に仕事で活用できる力をつけることを目的に開発しました。 多変量のデータを解析するとなると膨大な計算が必要になり、多大な時間を費やすことになってしまいます。そこで、本講座ではエクセルでの特製プログラムを利用することで、計算の負荷をなくし、解析の原理の理解に集中できるようにしました。
さらに、エクセルの計算式を確認することで解析のプロセスを確かめることができ、セルとセルとの関係を示す矢印により変数間の関係がわかるなど、多変量解析の原理やノウハウが理解できます。
このような、テキストと連動したエクセルのプログラムを実習しながら、解析の手順とからくりが理解されたなら、仕事で出力結果を正しく解釈できるようになっていることでしょう。

数式を避け、実例中心に分かりやすく解説

本講座では、数理や数式による記述は必要最小限にとどめ、数式の意味をグラフや表で説明するとともに、具体的な実例でデータの処理過程を説明するなど、ほかに類をみない平易でわかりやすい教材になったと自負しています。
これまで学習を途中であきらめた方が「やっと多変量解析を自分のものにできた」と思われ、また仕事で解析に携われている方が「解析結果を解釈できるようになった」と自信を感じていただけるようになれば、執筆者らはこの講座の開発の苦労が報われるものと考えています。